「〇〇は、」「〇〇が、」の使い分け(つかいわけ)には、
いくつかのルールがありますが、
①【基本のルール】は、
「〇〇は、〔名詞〕or〔形容詞〕です。」
「〇〇が、〔動詞〕。」
です。
②「〇〇は〜〜」も「〇〇が〜〜」も、「〇〇 = 〜〜」です。
〇〇の説明(せつめい)をする時(とき)に使います。ですから、
もしも「は」と「が」を入れ替え(いれかえ)ても、意味は通じます、が、
それは【基本】ではないので、特別な場合に使います!!!!。
※重要
例えば1)
「飛行機【が】乗り物です。」の場合、
その前に、何か会話があるはずです。それは、
「『食べ物』『読み物』『乗り物』(たべもの よみもの のりもの)。
さぁ、みんなが移動(いどう)に使うのは、どれですか?」
のような場合です。
3)
「飛行機【は】、飛びます。」であれば、
「翼の断面の形(つばさ の だんめん の かたち)によって、
飛行機が前進する時(ぜんしんする とき)、
『揚力/ようりょく』と言う力が生まれます。
この揚力によって、飛行機は飛びます。」
飛行機の話しではなく、「飛行機の飛行原理(ひこうげんり)」を話したい時ですネ!(笑)
ですから、最初は、基本のルールで使いましょう!
ガンバ!
・「は」は、大きな主題(しゅだい:言いたいこと)をしめします。
「が」は、その中の一つの部分(ぶぶん)にしぼって主語(しゅご)をしめします。
つまり、はじめの例文では北海道のことを言って、その中の「雪がたくさんふる」ことを言っています。
・「が」は聞き手にとってはじめて聞くことを述べます。
「は」は前にも出てきたことについて述べます。
二つ目の例文では、話の中に男の子と女の子がはじめて出てくるので「が」を使います。次の文では、前の文に出てきた男の子と女の子についていうので、「は」を使います。また、男の子と女の子を区別(くべつ)するので、「は」を使います。
・「が」は目の前でおこったことを表すときに使います。
三つ目の例文では、「葉っぱ」が目の前で落ちていることを言っています。
いっしょに勉強していきましょう。
「は」と「が」は似ていますが、ちがいの一つに「は」は「テーマ(主題)」といって、その文で説明したい(話したい)大事な言葉に「は」をつけてあらわすことができます。
例文1 私が友達とハノイでベトナムカフェを飲みました。
これは普通の文です。これを「私」について説明したいとき
例文2 私は友達とハノイでベトナムカフェを飲みました。
では、「ベトナムカフェを」について説明する文の時は
例文3 ベトナムカフェは私が友達と飲みました。
「友達」を説明するときは
例文4 友達とは私がハノイでベトナムカフェを飲みました。
では
例文5 ハノイでは私が友達とベトナムカフェを飲みました。
これは何について説明している文でしょうか? これはハノイについて説明する文ですね。
「は」を使うときには「私が→私は」「ベトナムカフェを→ベトナムカフェは」と「が、を」は取りますが、「友達とは・ハノイでは」のように「と・で・に・から・まで・より・へ」などの助詞にはそのまま「は」を付けます。 例「東京からは」「君よりは」
他にも「が・は」の違いはたくさんありますが、日本人と話していけば、自然と分かるようになると思います。
いっしょに がんばりましょう!
1 疑問詞-だれ いつ どこ なに なぜ どうやってなどの疑問詞の前は 〜は を使う。
A:たこ焼きは?どうやって作るの?
B:たこ焼きは?タコ焼き器で作るよ。
材料は小麦粉、たこ、卵…。
作り方は〜
と説明していきます。
つまり、説明の受け応えに使います。
2 あっ、雨が降ってきたよ?☔️
説明ではなく、今、目の前のできごと、
知らなかったことには 〜が を使います。
わぁ、大阪、コロナ感染が1200人超えた!
3 これはお弁当だよ+私が作ったよ→
これは私が作ったお弁当だよ?
小さい文の主語には 〜が を使います。
この場合、〜が を 〜の にしてもいい。
これは私の作ったお弁当だよ?
4 対比にして、はっきり言いたい場合は
〜は を使います。
魚は?食べるけど、肉は?食べない。
これは好き、あれはきらい。
他にもありますが、まずこの4つがポイントです。
例文1:「は」は、文の主題(しゅだい)つまりテーマを言いたいときにつかいます。「すずきさんについて言えば…」ということです。このとき、すずきさんというなまえは、話をする人はすでに知(し)っているなまえのときに使(つか)います。
例文2:また、何かを比(くら)べるときに使(つか)います。すずきさんとやまださんを比(くら)べて、「すずきさんは大学生」ですが、一方(いっぽう)「やまださんは高校生」という違(ちが)いを表(あらわす)ときに「は」を使(つか)います。
例文3:「が」は、文の述語(じゅつご)=「大学生(だいがくせい)です」の主語(しゅご)を表(あらわ)すときに使(つか)います。つまり、「だれが大学生ですか」と聞(き)かれたときのこたえとして、すずきさん「が」大学生です、と言(い)えます。このとき、すずきさんは、話(はなし)の中で、はじめてでてくるなまえのときに、主語(しゅご)として「が」を使(つか)います。
・富士山「は」きれいだ。について
「富士山はきれいだ」は、一般的に富士山はきれいだというときに使われます。富士山が目の前にない状況で、誰でも知っている一般的な富士山というものがきれいだという誰もが知っている情報を伝えています。
・富士山「が」きれいだ。について
「富士山がきれいだ」は、目の前に富士山がある状況で、聞き手にとっては新しい情報を伝えています。
*他に下記のような例もあります。
述語の種類で変わる「は」と「が」
1)通常は、名詞文・形容詞文の主語は「は」、動詞文の主語は「が」で示す。
佐藤さんは社長だ。(名詞文)
佐藤さんはやさしい。(形容詞文)
佐藤さんが来た。(動詞文)
2)名詞文・形容詞文の主語を「が」、動詞文の主語を「は」で示すと、他を排除して該当者を特定するような解釈となる。
さて、これらの文ではいずれも主語が「佐藤さん」ですが、名詞文と形容詞文は主語が「は」で示されているのに対し、動詞文では主語が「が」で示されていることに気が付きます。このように、通常「は」は名詞文および形容詞文の主語を提示し、「が」は動詞文の主語を提示するという違いがあります。