先生、こんにちは! いつも日本語に関する質問を説明頂き、ありがとうございます。 私にとって素晴らしい知識を本当に勉強になりました。 今日一つの質問いたしますが、 「小さい」と「小さいな」の使い方はどんな違いますか? これを教えていただけますでしょうか。 よろしくお願いいたします。
小さい・・・い形容詞:変化(活用)する
小さな・・・な形容詞だが正確には連体詞:変化(活用)しない
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「小さい」の変化:小さい、小さくない、小さかった、小さくなかった
「小さな」は変化しない・・・連体詞でナ形容詞ではないので、
元気な->元気じゃない ○
小さな->小さじゃない ×
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小さい・・・叙述用法がある
この花は小さい。○
小さな・・・叙述用法はない
この花は小さな。 ×
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「小さい」と「小さな」(「小さいな」 はまちがいです) について、意味としてはどちらも同じといえます。使い方での大きな違いは、「小さい」は述語として文末にもおけますが、「小さな」は名詞の前において名詞を説明する言葉としか使えません。
〇:あの家は小さい。 ×:あの家は小さな。
どちらかというと、「小さい」や「大きい」は具体的なものに、「小さな」や「大きな」は抽象的なものに使われることが多いといわれますが、はっきりとしたルールはありません。
「小さいはりを使う」 「小さな工夫や改善を行う」
「小さい家をもつ」 「小さな夢をもつ」 (「小さな家」や「小さい夢」 とも言っても、まちがいではありません。)
こんばんは。質問は「小さい」と「小さいな」の使い方の違いとのことでしたが、
もしかすると「小さい」と「小さな」の使い方の違いでしょうか?
であれば、
「小さな」は、後ろに名詞がきます。
例:小さなパーティ 小さな犬
「小さい」は、同じように後ろに名詞がくることもありますが、文の最後にも使えます。
例:小さいパーティ 小さい犬
今日のパーティは、小さい。 友だちの犬は、小さい。
名詞の前に付けるのであれば「小さな」の方をよく使いますが、どちら(小さい、小さな)でもだいじょうぶです。
しかし、「今日のパーティは、小さな。」とは使うことができません。