レベル名: 電話の取り次ぎ

折り返し(おりかえし)

A:もしもし。田口食品の小田と申しますが、加藤部長はご在席でしょうか。

B:加藤はただいま取り込み中でございまして、折り返しお電話するよう伝えます。

A:わかりました。どうぞよろしくお願い致します。

会話から、取引先との電話でのやりとりであることが理解できます。「ただいま、取り込み中」と答えている点から、今は電話に出ることができないため、後で、こちらから電話することを伝える発言であると理解できます。こちらから電話を返すことを「折り返しお電話する」と言います。

お取り次ぎ(おとりつぎ)

A:お電話ありがとうございます。さくら株式会社の井上でございます。

B:いつもお世話になっております。ABC株式会社の斎藤と申します。営業部の安藤様にお取り次ぎお願いできますでしょうか。

A:はい、斎藤様ですね。いつもお世話になっております。ただいま、営業部の安藤に代わりますので少々お待ちください。

「取り次ぎ」は、他の人にかかってきた電話などをその人に代わることを意味します。また、受付などで「開発部の田口様にお取り次ぎをお願いします」と言うと、その人に連絡してもらいたいという意味になります。

取り急ぎ(とりいそぎ)

A:ご注文いただいておりました商品を、昨日発送させていただきました。よろしくお願い致します。

B:お世話になっております。先ほど、荷物を受領しました。お忙しい中ありがとうございました。取り急ぎの連絡にて失礼いたします。

「取り急ぎ」は、ビジネスの場面でよく使われる表現で、「とりあえず急いで」という意味を持ちます。メールなどの最後で「取り急ぎ連絡まで」と締めくくることがありますが、至急の内容や要点だけを伝えるときに使用されます。